社会福祉法人光寿会

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REPORT光寿会本部の活動報告

山口 昇先生を偲んで

山口 昇先生を偲んで

「老健は、家に戻すことが目的であってはいけない!?」

 

全国老人保健施設協会山口昇名誉会長のご訃報に接し、衷心よりお悔やみ申し上げます。

表題のタイトルは、2015年4月13日我々は公立みつぎ病院へお伺いさせていただいた時に山口昇名誉会長から我々へ直接頂戴したお話です。

当時我々は「地域包括ケアシステム」の構築に躍起になっておりました。いろいろ調べていくうちに辿り着いた方が、地域包括ケアシステムの構築を提唱され続けている山口昇名誉会長でした。胸を躍らせながら広島県へ向かいました。

山口昇名誉会長とお会いし、介護老人保健施設の在り方についてのお話になった際、「老健は家に戻すことが目的であってはいけない。家に戻ってからがとても重要。家に戻ってからの幸せを追求することが、我々の使命ではないか。」とお話されました。果たして我々は入所者様が自宅にお帰りになった後のことを深く考えていたか、自宅へ帰ることだけをゴールにしていなかったか・・を考えさせられました。自宅に帰っても入所者様が幸せにならないと意味がない、幸せを確保する為には、地域全体で支援を行う「地域包括ケアシステム」の構築が必要であるという考えに整えることができました。

そして我々は職能団体「十勝連携の会」と通し、2015年6月13日、山口昇名誉会長を十勝へお招きし、「十勝連携の会」の研修会の講師として「地域包括ケアはこうして作られた」をテーマにご講義を頂戴しました。広島県からの移動の疲れを一切お見せにならず、凛としたお姿にとても驚いたことを鮮明に覚えております。

地域づくりの先駆けとなってくださった山口名誉会長を失う悲しみは耐え難いですが、我々は山口名誉会長がお伝えくださった「地域包括ケアシステム」の構築を今後も目指し続けていく所存です。

天国で安らかにお休みいただければと願っております。合掌。

光寿会職員との会食

 

山口昇名誉会長が光寿会宛に書いてくださった色紙

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