「第31回学習療法地域交流会」開催!
11月16日(日)ケアステーションアンダンテにおいて」「第31回学習療法地域交流会」が開催されました。
今回は認知症の理解、学習療法の効果、健康つくり、介護ロホットの最新情報など、
地域全体で支え合うためのヒントが詰まった、とても学び深い一日となりました。
当日は76名の方々がご来場くださり、利用者様やご家族様にもご参加を頂き、特にアンダンテでの学習療法の実践と、ご利用者様の変化を具体的に紹介させていただきました。


最初に「地域包括支援センター帯広市社会福祉協議会」より米森洋子様 をお招きし
【認知症の理解~事例を通して認知症を知ろう~】
と題してご講演をいただきました。
各種事例を紹介していただき、認知症の方に対してどのようなかかわり方が大切なのか、認知症になったら何もできなくなるのではなく、認知症になってからも一人一人できることややりたいことがあり、住み慣れた地域で仲間等とつながりながら、希望を持って自分らしく暮らし続けることができるという「新しい認知症観」を示していただきました。
ご来場の皆様に新しい認知症観についてのメッセージを頂きました。

学習療法の事例発表では、ケアステーションアンダンテに入所された利用者様の実践と利用者様の変化を具体的にご報告し、
利用者様ご本人やそのご家族へのインタビューをとりいれてご紹介させていただきました。
最初は表情が乏しかった利用者様が、学習療法を通じ、最後は笑顔で「習字を続けていきたい」とインタビューに力強くお答えするお姿に、とても勇気をいただくことができました。日々の積み重ねが確かな力となることを改めて実感する発表でした。


また「マルベリーさわやかセンター帯広」竹山尚希様 より最新介護ロボの紹介を受けました。
進化し続ける介護ロボットの世界を、実機を交えながら分かりやすくご紹介を受けました。「LOVOT」という家族型ロボット等、感情を豊かに表す目の動きや愛くるしいしぐさで、利用者様を笑顔にし癒してくれるロボットも紹介されました。近年の介護ロボットの進化は著しく、現場を支えるテクノロジーの可能性を強く感じました。

最後に、くもん学習療法センター北海道エリアアドバイザーの橋本直子様 より
「脳の血流」についてお話しで、
学習療法の根幹となる“脳の活性”についての科学的な解説により、脳の血流と学習療法の関係を改めて理解できる貴重な講義をしていただきました。
実際に血流の状況が色でわかるセンサーを使いスマホで色(緑、黄、赤(赤が血流がいい状態))を表示しながら話をしていただき、どのようなときに血流がよくなっているのか目で見て確認することができ、興味深く伺うことができました。会場にいる皆様とともに学習療法の学びを深めることができました。

また会場内では学習療法の紹介や、通所リハビリの利用者様が製作した作品の展示などもさせていただきました。

そして「社会福祉法人 芦別慈恵園様」よりお花を頂きました。
誠にありがとうございます。

アンケートの結果、全体的な傾向としては、
学習療法や脳の健康教室への関心は高いが、「もっと説明を聞きたい」という声が複数ありました。
また「家族へ受けさせたい」とお答えになった方もいらっしゃいました。
家族や事業所での活用意識が強いことも感じることができました。
今回も皆様にご来場いただき、学習療法等について知っていただける良い機会
なったと思います。
今後とも、学習療法を通じ一人一人に光を当てた介護が実践できるよう
に努力していきます。
※写真の掲載にあたっては、各関係者様の了承を得ております。




